

こんにちは。やまもとです。
本日、9月30日で会社の第9期が終了します。
今年の1年を振り返ります。
第9期に行った主なできごと
今年の1年に実施した主なトピックはこちら。
- 3Dシミュレーター リリース
- 観葉植物のWeb販売スタート
- 社内システム刷新へ
- オリジナル家具 追加リリース
- ラッピング リニューアル
- スタッフの社員化の促進
昨期は、東京店やカフェなどのリアル関連のトピック
が目立ったのに比べて、今期は、3Dやシステムなど
IT関連のトピックが多めの一年でした。
ひとつずつ、振り返っていきます。
3Dシミュレーター リリース
Webブラウザで使えるインテリアシミュレーターを
導入・リリースしました。
東京店・京都店での3Dでのシミュレーション提案は
約3年以上前から実施していましたが、より多くの
お客様にご利用いただきたいと考え、導入しました。
僕たちはインテリアにさほど興味の高くない人たち
に、インテリアを楽しんでもらうきっかけになる
様なブランドを目指しています。
インテリアを好きになるスタートラインは、
できる限り分かりやすく、簡単で、満足のいく
インテリア選びの仕組みが必要です。
そして、その仕組みによりつくった自宅インテリアが
友人や恋人などのいろんな人から褒めてもらう様な
成功体験が、インテリアを好きになる一番の近道です。
そのため、今までなんとなく難しかったインテリアの
コーディネートを、手軽に再現できるシミュレーター
は、僕たちが目指す未来と非常に親和性が高いと
考えています。
明日、10月1日からは、専任スタッフに
コーディネートを依頼できるサービスも開始予定で、
こちらは、日本でも例のないサービスとなります。
行く先が楽しみなサービスです。
個人的に、かなり期待しています。
"3Dインテリアシミュレーター"をリリースしました!
観葉植物のWeb販売スタート
観葉植物のネットショップでの取り扱いもスタートしました。
植物は、店頭での取り扱い開始は3年以上前。
お客様からの評判も上々で、東京店・京都店の2店舗
用の仕入れは、数ヶ月に1回→今では月1回、かなり
の量を仕入れるようになりました。
Web販売を開始したきっかけは、友人の
「植物は欲しいけど、何を買えばいいか分からない」
「買ってもすぐ枯らしちゃうから、もういい」
というような、せっかく欲しいのに諦めてしまって
いるという声でした。
それならば、Webの情報発信力を活かして販売を
してみようと思ったのが、きっかけです。
インテリアテイストに合わせて、お部屋に合う植物を
家具とコーディネートして紹介し、育て方BOOKも
オリジナルで発行するなど、独自の工夫が詰まった
取り組みです。
車で1時間以上かけて仕入れ先に行き、さらに3時間
以上をかけてたくさんの植物の中から唯一の樹形を
選び、1点1点撮影しては、単品として販売している
ので、正直まったく儲かるようなものではないです。
ただ、インテリアショップが、コーディネートの目線
から植物をWebで販売するというのは、他に例が
ないので、みんながやりたがらないモノをスタート
出来たのは、とても良いことだと思っています。
今夏、観葉植物のネット販売を開始します。
社内システム刷新へ
社内システムまわりをいろいろな方向から整えています。
一番大きな基幹システムの導入は、1年近くの間、
要件を毎週のように話し合いながら進めていて、
リリースまでもうちょいといった現在進行形です。
とても難しく、とても労力を要するプロジェクト
ですが、これが整えば、スタッフが追われている
毎日のルーティン作業がかなり軽減され、その分、
頭を使って工夫したり、お客様にご提案できる様な
仕事をする時間が多く取れる様になります。
また、そのほかにも、お客様と密な関係が築ける
仕組みだったり、商品をいち早くお届けできたり、
経営的な分析数値がしっかりと取れるようになったり
と、良いことがたくさん生まれます。
リリースまでにはもう一歩ふんばりが必要ですが、
年内には新システムでの運用を開始できそうなので、
とても楽しみです。
また、この基幹システム以外にも、Webサイトの
使い勝手の向上や、サイトの裏側に実装したシステム
が3つほどあり、それらも順調に稼動しています。
このあたりも、現状でもより良いUXが提供できて
いて、さらにいろいろと活用できそうなので、
今後もブラッシュアップを重ねていく予定です。
オリジナル家具 追加リリース
1年前の記事でもふれていましたが、
プロダクトアウト型のオリジナル家具デザインで、
追加で新シリーズをリリースできました。
1年間でキッチン収納1シリーズと、上画像の
メンズライクなダイニングシリーズのシリーズです。
なかなか牛歩な商品開発ですが、ただ作るのではなく
使い心地や、他にはない工夫を散りばめながら、
考えて、考えて、工夫して作っています。
2シリーズ以外にも、もうすぐサンプルの完成版まで
こぎつけるシリーズが3つほどあります。
簡単に触れておくと、開発中の新ソファーは、
ずっと追い続けてきた座り心地がついに実現できた
感じで、社内のスタッフからの評判も上々。
個人的にも自宅におきたい出来栄えです。
また、大好評のNOANAソファーの新カラーが完成間近です。
そして最もリリースが楽しみなのは、収納家具。
現地でチェックした僕たちも、一緒にいったメーカー
さんも、中国の職人さんまでも「これは良い!」と
みんなが絶賛した出来栄えです。
個人的も絶対に購入しますし、オフィスにもぜひ
入れたい収納家具です。
いろんな個人宅や、ショップ、カフェなど多くの空間
にフィットしそうなシリーズなので、発表できる日が楽しみです。
WOOD×IRONのオリジナル家具「WIRYシリーズ」の魅力をひも解きます。
ラッピング リニューアル
構想から2年以上、長年の夢が叶って、
ラッピングをリニューアルしました。
イラストレーター・山本祐布子さんの作品を雑誌で
見て、その良さに惚れて連絡、細かな思いを伝え
ながら、イラストをオリジナルでデザインしていただきました。
良いクオリティの包装紙に仕上がったので、いろんな
贈り物の場面に、上品な心遣いがプラスされれば
良いなと思っています。
ギフトラッピングをリニューアルいたします。
スタッフの社員化の促進
これも9期の大きな動きです。
Flavorは、基本的にアルバイトさんとして入社
してもらい、経験と課題、Flavorに沿う心得を
学んでもらいながら、社員になってもらうことを
基本としています。
ただ、アルバイトからの入社は、入社時は高い
モチベーションで、金銭的な物足りなさや、社会的な
ポジションの物足りなさを感じながらも、なんとか
頑張れるのですが、時間の経過とともに、少なくない
スタッフがモチベーションを保てずに、辞めてしまう
ことが大きな課題でした。
会社としては多くのスタッフに、課題をクリアする
大切さを経験してもらい、僕たちがやりたい方向を
理解し、挨拶や礼儀などの社会人としての基礎を
学んで、心のはまったスタッフたちを社員として
迎えたいと考えています。
ただ、なかなか社内も忙しく、教育に投資できて
いないことで、モチベーションを保てない人が多い
状況でした。
そのため9期には、社内試験のために勉強会を開いて
もらったり、経営幹部が直接話をする場を設けて
くれたり、社員へなるためのハードルを少し緩めたり
と、社員になってもらうことを積極的に会社から
進めた1年でした。
問題の解決に向けて、マズローの欲求5段階説を学び
考えたのも要因のひとつだったと個人的には思います。
おかげで現在は、2/3以上が社員となり、残りの
アルバイトメンバーも、あと少しの基礎能力の取得や
試験合格を目指す状態となりました。
ここから先は、大幅な採用は行わず、今いるメンバー
の個々の能力を濃くしていくことを念頭に置いています。
来期は、社員となったスタッフの教育にも、
より具体的に投資していきます。
最後に。
というわけで、この1年もいろんな方向に新たな
チャレンジが出来、工夫を十分に入れながらの
一歩ずつをしっかりと踏み出すことができました。
来期はいよいよ10年目。
10年という節目に特別な思い入れや、迎えた!という
達成感はまったくないです(笑)が、せっかくなので
各方面にいままでやってこれたことへの感謝を伝える
ような取り組みができればと漠然と考えています。
お客様もそうですし、取引先様もその対象と思っています。
また、来期の実取り組みとしては、オフィスの移転
が出来ればと思っています。
大幅な拡張移転を計画していますが、とは言っても、
人員を増やすための移転ではありません。
採用活動も今期のように大幅増員はしない予定です。
Flavorでは、これまでアルバイトスタッフが多く
占めていましたが、今はどんどんと社員に昇格してもらっています。
入りやすく出やすい状況であり、スタッフの出入りが
多いと、僕たちも、スタッフのみんなもなんだか
マイナスな気分になります。
せっかく一緒にやってきたのに、辞めるのか。。。と。
だからこそ、今の思いは、今いるスタッフを社員と
してしっかりと迎え、給料をきちんと満足のいく様に
支給し、自分の仕事にやりがいをもって長く働いて
くれるようになればと考えています。
長く働いてもらうために、豊かな就労環境を作り、
また、そこでしか生み出せないクオリティを出せる
会社にしていきたい。そのためのオフィス移転計画です。
少ない人数で、しっかりと思いのつまったチームに
していくために豊かなオフィスを探せればと思っています。
あっ、売上は来年もぼちぼちでいきます。
よっぽど高額な場所に移転をしない限りは、今期比
105%というところでしょう。
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最後になりましたが、お客様、お取引先様、関係者様
のみなさま、そして個人的に話を聞いてくれた友人
や大切な人。そして、日々頑張ってくれているスタッフ。
1年間たくさんのやさしさあふれる協力を
いただきまして、誠にありがとうございました。
皆様のおかげで、今年も1年、様々なチャレンジを
行うことができ、またひとつ強い会社になれました。
まだまだ若輩の会社ですので、お会いした際には、
私やスタッフともども、どうか厳しいご指導・
ご鞭撻の程、宜しくお願いいたします。
1年間、ありがとうございました。
次の1年も、どうぞ宜しくお願いいたします。