
ウェブマガジンへの思い
2015年 01月09日 カテゴリー:リセノ

こんにちは。ヤマモトです。
先日、ようやく念願のWebマガジンをリリースできましたので、そのあたりのお話を備忘録の意味も兼ねて、書いておきます。
Webマガジンを開始したのが、2014年10月末頃なので、本日時点で、リリースから約2ヶ月ほど経ちました。
平日の月~金曜日は毎日1記事をリリースし、今日までに全部で、計47記事のリリース。
外部ライターは使わず、すべての記事を社内スタッフが書き、他の仕事をこなしながら、なんとかかんとか、みんな頑張って書いています。
今のところ、なんとなくゆるーく出来上がってきた、うちのマガジンの特徴を、少し解説していきます。
ライターは、すべてリセノスタッフ
うちのマガジンは、外部ライターを使わず、すべてリセノのスタッフが書いています。
それぞれ撮影担当だったり、カスタマーサポート担当だったり、サイト運営担当だったり、デザイナーとか京都店の店長とか。
それぞれ自分の仕事と兼務で、書いてくれています。
これが実は相当大変で、ただでさえ自分の持ち分の仕事があるので、その合間を縫って、書いていく感じ。
しかも、これまで文章をアウトプットしてきた経験の少ないスタッフが多いので、1記事を書くのもとっても苦戦しています。
しかも、リセノのWebマガジンは、テーマも自分たちで決めるし、文章もどこかから拾ってきたものでなく、自分たちでイチから書くし、写真も、アートとか、メーカーの提供画像だとかは除いて、出来る限り自分たちで撮影しています。
すごく手間もかかるし、頭も使わなきゃいけないし、文章力もいるし、で、うちのメンバーもなかなか苦戦しています。
でも、基本的には、新しいことにチャレンジしてる楽しさみたいなのがあるから、みんな「うーん、うーん。」と頭を抱えながらも、良い記事を書いてくれています。
外部のプロを使わずに、等身大のインテリア好きが書いているっていうのが、うちのマガジンの特徴でもありますし、このスタイルはずっと続けていこうと思っています。
ちなみに現状の内部は、こんな感じ。
ちなみに今の体制を、簡単に。
メンバーは、僕を含めて、全部で7人。
連載は、リリースしているもので、7つと、読み切りが少し。
基本的には、曜日を割り当てて、1週間に1人あたり1記事をリリースしています。
これは、もともとランチ部がFacebookに投稿するために、「木曜日のランチ部」として実際にスタートしていて、かなり好評だったんで、その流れのままに曜日別を取り入れました。
リリースした記事は、まだ単体ではそれほどアクセスが集まらないので、リセノのオフィシャルサイトのトップページに枠を作って、リセノを見に来るユーザーに見てもらったり。
大きいのは、Facebookで4万人ほどに「いいね!」してもらっているので、Facebookから記事を見に来てもらったりしています。
だいたい平均すると、1記事あたり500~1,000人くらいに見てもらっていて、人気のある記事だと、2,000人のユーザーに見てもらっている感じです。
普通、ブログはじめて1ヶ月で1,000人とかにはなかなか見てもらえないので、このあたりも、ライターが楽しく頑張れる秘訣でしょうね。
Facebookでコメントいただいたりと交流もできるので、頑張って記事を書いたら、いい事がある!みたいな。
社内的には、専門部署もなくて、まだまだとっても小さい規模でやっていますが、今後、「リセノの〇〇さんの記事が好きで、いつも見てます!」みたいな、中のスタッフのキャラが立ってくれば最高だなーと思っています。
また、そこから「いつも記事見てたら、なんとなく好きになって、ショップものぞいて、買っちゃった!」みたいな流れが出来たら、これまた最高ですよね。
キュレーション記事は、迷ったけどやめました。
ウェブマガジンをリリースする前には、いま流行っているキュレーションサイトを見たり、本を読んだりして、いろいろとウェブマガジンというものを、勉強しました。
キュレーションサイト = まとめサイトは、僕もよく見るので、基本的に好きです。
キュレーションサイトが提供する、キュレーション記事(=他のサイトからの情報や画像を引用してまとめた、まとめ記事)。
とっても便利ですよね。
画像のクオリティは高いし、記事は膨大にあるし、カテゴリーは多岐に渡っていて何でも載ってるし、とっても便利です。
で、始める前には、うちなりの情報のセレクト力を活かして、キュレーション記事を書いていこうと思っていました。
でも、リリース直前でやめました。
なぜって、あんまり他のサイトの画像を使いまくるのも、(今は良しとされてる風潮があるけど、)ちょっと気がひけるし。
やっぱり、自分のサイトの画像をばんばん使われるのも、逆の立場だと嫌だし。
1つは、そんな気持ちからです。
そして、もう1つの、そして最大の理由。
それは、何より、リセノの中の人の魅力が伝わって、「なんか、この人たち、いい感じ!」っていう、スタッフの魅力が出てくるようなマガジンにしたかったからです。
これからの「ブランド」っていうのは、=中で働く人たちの魅力 だと思っているので、単純に、人を集めるためだけの便利屋みたいなことはやめようと思ったんです。
自分で企画して、自分で実施して、自分で文章を書く。
こんなに人の魅力がダイレクトに出ることって、ないですよね!
スタッフはとても大変そうですけど、個人的には、今のマガジンの構成には満足しています。
お金が生まれないことをするということ
また、Webマガジンというものは、基本的にお金を生み出しません。
通常、小売店をやっている会社というものは、どんどん新しい商品を仕入れて、リリースして、入れ替えして、という風にとっても忙しいです。
特に通販サイトは売り場に限度がないので、どんどん商品を投入できます。
リセノでも、これまではとにかく商品をどんどんと増やして、お客さんに選んでもらえるサイトを目指して、それに注力してきました。
でも、今回のWebマガジンは、どんなに時間を掛けても、そこからお金をいただくわけではありません。
テーマを決めて、写真を撮って、下調べをして、文章を書いて、とたくさん時間を掛けても、基本的には新聞のように、どんどんと読み捨てられるものです。
これが、なかなか小売店としては、ハードルが高いのです。
でも、うちのブランドは、そのお金を生み出さない、手間ひまのかかる、ユーザーのみなさんに楽しんでもらうための取り組みを、ようやく始められました。
リセノでは、「インテリアをもっと楽しもう♪」というブランドテーマを掲げているので、これは、僕にとっても、ブランドにとっても、これまでの7年間とは異なる、大きな一歩となったと思います。
簡単ですが、まとめ
そんなわけで、長らくやりたかったウェブマガジンを、なんとかリリースできました。
前述の通り、これからのブランドは、中のスタッフの魅力が溢れだすような会社であることが、とても大事だと思っています。
うちのブランドは、「もっと気軽に、インテリアを楽しもう」のキャッチコピー通り、インテリアにあまり興味のない人にも、インテリアに興味をもってもらうきっかけになるブランドを目指しています。
インテリア初心者の人たちに、インテリア好きの等身大の僕たちが、実際に楽しんでるところを見てもらって、
「へー。結構面白そうやん!俺もやってみよかな。」
と思ってもらえれば成功だし、うちのお店で買ってくれなくても、インテリア業界ももっと盛り上がって、
「そういえば、あのお店のマガジン読んで、インテリア始めたなー」
って感じで、なんとなーく、またお店を見に来てもらえれば、うちの会社にも利益がしっかりと帰ってくると思っています。
たった2ヶ月なんで大きな事は言えないですが、少しずつ思いをもってマガジンを始めたので、機会があれば、ちょこちょこ読んでいただければ幸いです。
では、このへんで。
追伸:
現状ではライター数が足りてないのもあって、僕もウェブマガジンのライターをばりばりやっています。
その関係で、こちらのブログの投稿がちょっと滞りがちなんですが、こちらのブログは、会社が発信することの思いなど、少しビジネス的な事を発信する場として、残していこうと思っています。
こちらはこちらで、ちょこちょこ覗いてもらえれば、嬉しいです。
宜しくお願いします。