大日本市に行ってきました。その2
2013年 02月26日 カテゴリー:○○へ行ってきました
さて、前回の続きです。
今回は、庖丁工房タダフサ様のお話。
こちらの包丁は、見た目は、昔ながらの包丁です。
シャープな見た目というわけではなく、どちらかというと、柄のあたりなんかは、ぽってりとした印象。
インテリアショップや、ネットショップで大人気のGLOBALの庖丁のようなスタイリッシュデザインではありません。
今回は、この製品を取り扱わせていただくまでの、出会いのストーリーを。
職人も満足な本格的庖丁なのに・・・
もちろん、GLOBALの庖丁もとてもかっこいいので僕も大好きなのですが、今回はプロダクトストーリーを中川淳さんの本で読んでいたこと、また、タダフサの社長様より直接製品の良さをお伺いできたこともあり、完全にタダフサの庖丁にやられちゃいました。
タダフサの庖丁の素晴らしい点の中でも特に私が心ひかれた点は、「職人も満足な本格的庖丁なのに、ロゴがなんかかわいい」ということです。
キッチンに置いていると、「さすが、わかってるよねー」と言われそうな本格的仕様。
パンの切れ味がすごい!とか、玉ねぎ切っても涙がでないとか、めっちゃ驚きです。
↑ タダフサ様のWebサイトには、普通に、こんな説明がしてあります。
でも、キッチンに置いていると、なんかかわいいっぽい感じ。
このあたりが、個人的にぐっとくるポイントです。
本当に実際に使ってみるのが、楽しみです。
人にプレゼントするときにも「パン切ってみて!」とか「たまねぎ切ってみて!」とか言って、盛り上がりそうなのも素敵ですよね。
こんな一気に大好きになっちゃったアイテムでしたので、すぐに社長様に取り扱いをさせていただきたい旨を伝え、無事、リセノでも取扱いが決定いたしました。
こういう風にブログを書きながらも、使ってみるのが、楽しみです。
伝統工芸の質の高さ×高いデザインクオリティ=今売れるプロダクト
今回思ったこと。
今売れるプロダクト というか、私が好きで、これは売れそう!と思うポイントって、「質×デザイン」が高いレベルで融合しているということだと思います。
日本には中国や、欧米のアイテムも今やたくさん溢れています。
それは価格的に安かったり、デザインがとてもかっこよかったり、可愛かったり。
リセノで扱っているアイテムも、国産以外の商品がほとんどです。
では、そんなショップを運営している私が、なぜに、タダフサの庖丁の様なアイテムに強く惹かれるのか。
それは、やっぱり伝統工芸の質の高さを知っていて、さらに高いデザインクオリティのものが好きだからだと思います。
日本の製品の良さは、誰もが認めるところです。
綿密に計算された手法による、細やかな気配りが行き届いた製品づくり。
伝統工芸において、その職人さんたちのレベルの高さは、世界のどこに行っても負けないといわれています。
伝統工芸品を1つも持っていない私でも、イメージとして製品の質の良さは知っています
でも、伝統工芸品は買いません。
なぜならば、自分の好きなテイストと合わないから。
どんなに良い製品でも、和風の柄が描かれた湯呑みなんかには、どうしても抵抗があります。
欧米から来ているような、可愛らしいマグカップを使いたいのです。
これは、現在の20代〜30代くらいの若者ならば、「そうだ、そうだ」と言っていただける方が多いと思います。
そんな中で、「質の高い」「可愛いアイテム」があったら、絶対に欲しくなる。
こういうことだと思います。
可愛いだけじゃない、本物ならではの安心感や、ストーリーを持っているアイテム。
これがタダフサの庖丁から感じられたのです。
バイヤーの思いが、お客様に届けばいいな。
そんなわけで、大日本市での「HASAMI」と「タダフサ」に出会ったお話をつらつらと書かせていただきました。
製品をお店に並べるのにも、色々な出会いと、色々と思いがあります。
当然といえば当然なんですが、意外と、バイイングやマーチャンダイジングの話ってお店に並んだ時には、語られないので、このブログに書いてみました。
本当は、バイヤーがどういう点に惹かれて、どういう点をオススメしたいかを、買っていただくお客様に伝えられたら、もっと買い物が楽しいと思うんですよね。
そんなことを想いながら。
では、また次回。